UMUを読んでくれているみなさまへ
2016年にUMUを生み出してからまる9年。
おかげさまで10年目も歩みを続けていきます。
記事を読んでくださるみなさま、想いを寄せ、声を届けてくださったみなさまに心より感謝申し上げます。
この9年間で、たくさんの方の“産む・産まない”にまつわる人生の選択や決断、そこで生じる葛藤や揺らぎに耳を傾け、200本以上の記事を世に届けることができました。
以前は実名で語られることが少なかった「個人の葛藤や隠された想い」を、勇気を持って言葉にしてくださった方々のストーリーに、読者だけでなく、私たち編集部も励まされ、背中を押されてきた9年間だったように思います。
UMUを続けていく中で痛感したのは、このテーマは、悩みや葛藤を色濃く抱えた日々を終えてもなお、完全に消え去ることはなく、さまざまなかたちで自分のなかに残り続けるものであること。
そして、“産む”を考えるということは、命について考えることであり、生涯を通して誰にでも関わりのあるテーマであることも、改めて再確認しました。
10周年を目前に、UMUはリニューアルに向けて動き出しています。これまで大切にしてきた想いはそのままに、”産む・産まない・産めない”を起点に、より広い問いや視点を探っていく予定です。
ひとりのストーリーが熱をまとい、隣にいる人、ともに生きる人から、さらにその先の社会へと広がっていく。
そんなメディアになることを願って、これまでの記事にも出会いやすくなるよう準備を進めています。
一人ひとりの根底にある生きる力とエネルギーをもとに、自分のことばで語られる命のストーリー。そして、そのことばに触れられる──これからも、そんな場であり続けたいと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
UMUリニューアルも、乞うご期待!!
2025年9月23日 UMU編集部